Real me

~数秘術で導き出す本当の自分〜

数秘術ってなに?

こんにちは(^^)/
数秘カウンセラーの山本真左美です。

本当に久しぶりの記事投稿・・・となりました(;^ω^)
なので何を書こうか迷いに迷いましたが、ここであらためて原点に立ち返り数秘術ってなに?】のテーマについて考え、数秘の楽しさや奥深さを、みなさんと共有できたらと思います。

 

 

数秘術の歴史

数秘術」は、大きく分けるとカバラ数秘】【ピュタゴラス数秘】の二つの流れがあり、そのうちのひとつ「ピュタゴラス数秘」から、現在広く使われている【現代数秘学】へと派生していきました。
Real me数秘鑑定は、この【現代数秘学】を用いています。

 

ピュタゴラス」と名前がついていますが、歴史を紐解くと、実際にピュタゴラスが「数秘術」を作ったのではなく、ピュタゴラスの思想や概念が源となり、その後長い時間をかけて伝承や研究がなされ、「数秘学」から実際に人の質や運命を導き出すツールとしと「数秘術」が確立されていきます。

 

紀元前5~6世紀頃にあった「ピュタゴラス」は、数学者として現在もその名が知られていますが、実は当時の西洋人として初めて東洋(インド)へ旅をした人でもあります。

その旅の途上で多くの神秘的な思想家や真理と出会い、自身の中で西洋思想と東洋思想、さらには「目に見えるもの」と「目に見えないもの」の調和や統合がなされ、「数の原理」が究められていきました。


物理的な概念だけではなく、数と音、数と色との関連や、宇宙や自然と数の関りから、精神性や感性についても深い探求や洞察を深めていくのです。

 

そのひとつとして、「無」と「有」、「生」と「死」、「創造」と「破壊」、「物質」と「精神」など、この世界の両極の事象を自身の中で調和する、いわゆる「数秘の原点」ともいえる概念が、「テトラクトゥス」と呼ばれるシンボル(四元数)に見出されます。

「テトラクトゥス」は、一個の点(1個の点・「1」)に始まり、→線(点と点をつなぐ・「2」)→面(点と線でつなぐ「3」)→立体(平面と平面「4」)の1〜4の数と数、点と点がつながることによって、目に見える形や状態が変わるだけではなく、そこにエネルギーや意味、変化や成長(目に見えないもの)があることに注目します。

数の始まりである「1」~「4」、この4つの点を全て足すと「10」(完全数)になることを図形化した「テトラクトゥス」は、宇宙の四大元素である「地」「水」「氣(風)」「火」の象徴ともなっています。
また、「1」から「10」までの10個の点は、宇宙をあらわす曼荼羅にも描かれているなど、「テトラクトゥス」は、この世界のすべてを結合・統合した「生の原理」の象徴として、また「数と万物との調和」という思想は、哲学や宗教、スピリチュアルの視点からも探求されてきました。

 

そしてこの概念は、ユダヤ教の秘教とされるカバラにも伝わっていきます。
カバラ」とは、ユダヤ教の中の「神秘主義」とされる教義のひとつで、ユダヤ教の世界観である「宇宙や人間の神秘」を解いていくことを本質とします。

 

その「カバラ」の教えの中に「生命の木」があります。
「生命の木」は、宇宙のすべてに存在する法則を図にしたもので、10個の「セフィロト」と呼ばれるスポットが、全ての存在や事象が発展していくプロセスやエネルギーの流れをあらわしています。

 

「生命の木」は、やはり宇宙の一部である「人間」の、「自分自身への理解」を導き出すシンボルでもあり、そこからタロットやカバラ占星術、そして【カバラ数秘】が生まれたのは、テトラクトゥスの概念と通じていてとても興味深いところです。

ユダヤの文化には、ユダヤ教に伝わる真理や訓えのもと、そもそも「数」で人の運命を読み解く占術が存在していて、そこにピュタゴラスの「数」の概念が融合し【カバラ数秘】が誕生しました。
カバラ数秘】では、ヘブライ語のアルファベットが使われ、数字への換算もカバラの置換表を用い、1~9、10、11、22の数字が使われます。
「生命の木」のセフィロトの図に描かれる10個のスポット(特質)から、どうエネルギーが流れているかなどと互換しながら、多様な性格や運命を導き出していく占術として、今に伝えられています。

 

その後さらに長い時間を経て、「ピュタゴラス数秘」「カバラ数秘」の双方を探求・検証して発展させたものが、19世紀初頭のアメリカで【現代数秘学】という形になり、いわゆる「数秘術」として広く知られるものとなりました。

 

【現代数秘学】では、ローマ字のアルファベットを使い、アルファベットの順番通りにA=1、B=2、C=3・・・・と続きます。
一方で【カバラ数秘】は、ヘブライ語のアルファベットを使い、A=1、B=2、G=3・・・・となるので、同じ名前であっても合計数が変わり、数字の解釈も異なるところがあります。
どちらの方法であっても決して間違いではなく、むしろ「どちらの自分がしっくりくる?」「どちらの運命がワクワクする?」が大切なポイントになります。



◆数秘が導き出すもの

Real me数秘鑑定でお伝えする「ナンバー」は、多岐にわたります。
これは、人は状況や出来事によってエネルギーが変化すること、また、経験や記憶、来歴によっては、「ナンバー」の数字が両極の質を醸し出すことから、まさにピュタゴラスが「テトラクトゥス」に見出した
〝数は変化・成長するとともに、この世界の両極の事象を自身の中で調和する“
という概念と
それぞれのナンバーが持つ質がお互いに影響し合い、いろんな面を持って「自分」という人間ができている】
という私自身の感覚が強く共鳴したことから、Real me数秘鑑定では、導き出されるナンバーの「相互作用」に、よりフォーカスしています。

 

数秘で導き出すナンバーには、以下に挙げるものがあります。

【コア・ナンバー】

(メインとなる質・運命をあらわす)

■ライフ・パス・ナンバー
(基本的性質・主観・価値観・思考・資質・才能・強み)

■バースディ・ナンバー
(センス・見方・傾向・カラー・サポートスキル)

■ソウル・ナンバー
(素の魂が求めるもの・本能・直感・好き嫌い・内)

■パーソナリティー・ナンバー
(人前での振る舞い方・外へ向かうエネルギー・人から持たれるイメージ・外)

■ディスティニー・ナンバー
(人生の役目・使命・方向性・働き方・生き方・人生の転換期・)

■マチュリティー・ナンバー
(晩年の姿・到達する世界・境地・人生の仕上げ方)

 

【サブ・ナンバー】

(メインとなる質・運命をサポートする力)

■インテンシティー・ナンバー
(日常スキル・得意・無意識)

■ライフ・レッスン・ナンバー
(苦手・コンプレックス・弱み)

■グロース・ナンバー
(決断や成長を支える力・アンカー・基礎・後天的資質)

■ファミリーネーム・ナンバー
(家系に伝わる質・先祖からのサポート・先天的資質)

■セカンド・ナンバー
(改姓・改名後のエネルギー)

 

【運氣をあらわすナンバー】

■パーソナル・イヤー・ナンバー
(一年の運氣エネルギー)

■パーソナル・マンス・ナンバー
(一カ月の運氣エネルギー)

■ピナクル・ナンバー
(各年代の「幸福」や「恵み」のエネルギー)

■チャレンジ・ナンバー
(各年代のピナクルを得るためのお題)

■トランジット・ナンバー
(一年の心身の状態・エネルギー)

■メジャー・サイクル
(各年代の生きるべき人生のテーマ)

以上のナンバーを総合的にリーディングすることで、

・自分自身の多面性を客観的に知る
・強みや才能を再確認する

・ご自身の質や運命を受け容れ、肯定する
・生き方に質を活かしていく
・プラスとマイナスの状態を知り、フラットでいる
・自分と他者の質を知り、影響や差異を理解する

などなど、数秘からのメッセージは、今のご自身とこれからのご自身をより良く導いてくれるものとなります。
(今後、それぞれのナンバーについてご紹介していきます(*‘∀‘))

 

 

数秘術ってなに?(まとめ)

目に見えるものに使われる「数」は、長さ、大きさ、重さ、深さ、高さなど、物質をあらわすものとして使われますが、目に見えないもの、エネルギーや波動、感覚としても日常のいろいろなところに溶け込んでいます。

 

また、数秘術は古代ヨーロッパが発祥ですが、日本でも「数」は目に見えないものをあらわすツールとして、昔から私たちの暮らしと密接に関わっています。
縁起が良いとされる、末広がりの「八」や、お祝いに吉とされる「七五三」「三方良し」、ほかにも「二人三脚」「一石二鳥」「第六感」などなど・・

 

また、「ラッキー・ナンバー」のような、「なんだかいつも特定の数字に縁がある」「何番が好き」といった、シンプルで直感的な「数」との関りもありますね。

 

「数」は、あるがままの事実を映し、そこに「いい」「悪い」のジャッジはありません。
そして「数」は、無限の広がりを持ち、数えだしたら永久に止まることがありません。
きっと先人たちも、時代はどうあれ同じようなことに喜び、哀しみ、楽しみ、傷つきながら、「数」に、多くの意味とエネルギーを見出し、命との関わりを探求してきたのでしょう。

 

数秘術」とは、先人たちが多くの学びや氣づきから生まれた叡智や感性を「数」にのせてくれたものであり
【時を超えて私たちを肯定し、導いてくれるもの】
ではないでしょうか。

 

同時に「私とは?」「人とは?」
生きるとは、この問いの「自分にとっての答え」を探し、たどり着くことなのかもしれません。
数秘術」は、その道しるべとなるツールとなるものです(*‘∀‘)

 

最後に「どの数秘が正しいのか」「この解釈はどうなんだろう?」など、私自身数秘を学ぶ中でいくつかの疑問や壁にあたりもしましたが、数秘に限らず、占星術もタロットも四柱推命も、すべての「鑑定術」の最終目的は、「人を幸福な人生に導くためのお伝え」であると思います。

 

どの歴史が事実で、どのやり方が正しい、ということではなく、そのときの自分に響くもの、しっくりくるものを見つめて、受け取ったメッセージを活かしていくことが大切ですね。
(私もなにか鑑定をしていただいたときには、よく反芻するようにしています(^^♪)

その一方で、「数秘術」から導き出される神秘的なメッセージを、どう読み解き、どう伝えていくかは、「数秘術家の人間力」が、とても大きく作用するものだと日々感じています。
数秘の探求や研鑽の日々は、きっと生涯続いていくでしょう。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます(^^♪
ご縁に感謝!

 

 

 

 

 

 

<参考文献>
・Daso Saito著「シークレット・オブ・ナンバーズ」
・伊泉 龍一・斎木 サヤカ著「数秘術 完全マスター・ガイド」
・廣田 雅美著「生命の木 パーフェクトガイドBOOK」